本文へスキップ

松岡公認会計士・税理士事務所は社会福祉法人会計に特化した会計事務所です。

TEL. 0752128768

〒604-8155 京都市中京区烏丸通錦西入占出山町308 ヤマチュウビル2F


第7章  「運用編@」

第7章 運用編 @です。

社会福祉法人新会計基準の実際の運用について、
前回までの検討事項の中で触れた論点の掘り下げと
合わせて検討します


 1 管理組織の確立について

 現行の会計基準で処理を進めていく中で、一般的に行われていること
 ですが、新会計基準の運用に合わせて、一度、おさらいしてみます。


 新会計基準を運用していくために、法人内に、会計的に管理組織の
 整備等が必要となります。


 具体的なポイントとして、まず挙げましたのは

 1 運営管理責任者の設置
 2 会計責任者及び出納職員の配置
 3 内部けん制
 4 利用者預り金の分別管理
 5 経理規程の整備

 などです。



 1 運営管理責任者

  運営管理責任者は、一般的には、理事長、または、理事長から任命
  された施設長、事務局長などがなることが多いでしょう。
  運営管理責任者は、事業予算案を策定し、また、予算を執行する際の
  決裁や支払資金の管理を行います。

  また、予算の規模、内容、金額などに応じて、運営管理責任者の決裁
  権限の一部を、下位の役職者に委譲することも考えられます。
  この場合、決裁権限を明確に文章化し、執行する事業(予算)内容に
  応じて適切に運用してことが望ましいでしょう。


 2 会計責任者

  会計責任者は、理事長が任命し、会計事務を管理・統括します。

  具体的には、会計取引の遂行、資産の管理及び帳簿その他の証憑書類
  の保存等会計処理に関する事務を行います。
  また、会計責任者は、理事長に任命された出納職員にこれらの事務を行
  わせ、管理・統括します。


 3 内部けん制

  内部けん制は、法人が会計業務を適切に行う上で、とても大切になります。

  法人内の不正や手続き誤りを未然に防ぎ、また事後的に速やかに発見できる
  仕組み(組織)作りが大切になってきます。
  具体的には、上記の職務分掌や職務権限の明確化と適切な運用や、
  ひとつの取引について、必ず複数の職員が事務を行い、職員相互間のチェック
  機能を働かせることなどがあります。


 4 利用者預り金

  社会福祉法人が、利用者から預かる金銭等は、法人に係る会計とは別途、
  管理します。
  この場合にも、内部けん制に配慮し、利用者個人ごとに適正な出納管理・
  資金管理を行う必要があります。

  なお、ケアハウス・有料老人ホーム等で、将来のサービス提供の前受分
  としての利用者預り金は、社会福祉法人に係る会計に含めて処理します。


 5 経理規程

  社会福祉法人では、以上の事項などを考慮して、経理規程を整備し、会計
  基準に基づく適正な会計処理を行っていく必要があります。

  現行の「モデル経理規程」に基づき作成された経理規程も、社会福祉法人
  新会計基準の施行に伴い、見直しが必要になってくると思われます。



第6章 付属明細書へ戻る


第8章 「運用編A 予算」へ


目次へ


バナースペース

松岡公認会計士・税理士事務所

〒604-8155
京都市中京区烏丸通錦西入占出山町308 ヤマチュウビル2F

TEL 0752128768
FAX 0752128769


松岡事務所顧問先様向け   ふるさと納税のご案内