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松岡公認会計士・税理士事務所は社会福祉法人会計に特化した会計事務所です。

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第11章  「運用編D 経理(会計業務) 補足 会計仕訳」

運用編 Dです。



4 経理(会計業務)の補足 会計仕訳について



運用編 Cの補足として

会計業務の中の会計仕訳です。





 @ 会計仕訳のポイント


  日常業務の伝票の発行に当たっては、複式簿記を用いて、

  仕訳を行っていきます。

  複式簿記は、

   一般的な複式簿記では、一つの取引に対し、一つの仕訳を行う


     「 一取引 一仕訳 」


   が原則です。



   一方で、社会福祉法人会計では、いままでから、



     「 一取引 二仕訳 」


   という独特の方法が用いられてきました。


   新会計基準においても、


    「一取引 二仕訳」 の方法を用いる必要がありそうです。


  <例>


   複式簿記の一般的な仕訳とは

    (借方)○○  / (貸方)〇〇 

    といったものです。


   例えば、

   電池(消耗品)を現金100円で購入したときには


    消耗品費 100円(P/L科目)/  現金 100円(B/S科目)


    という仕訳になります。



   これが、社会福祉法人会計では、

   貸借対照表(B/S)・事業活動計算書(P/L)と

   資金収支計算書(C/F)

   を同時に作成していきますので、「一取引 二仕訳」が必要となり、


   同じケースでは


     消耗品費     100円(P/L) / 現金   100 円(B/L)


   ( 消耗品費(支出) 100円(C/F) / 支払資金 100 円(C/F) )


   の2行目のカッコ書きような仕訳が、同時に行われることになります。



  この 「一取引 二仕訳」、

  一つの取引に対し、二つの仕訳を行うことが、 社会福祉法人の

  会計実務を複雑でわかりにくいものにしています。



  一般の企業で、経理をされていた方でも

  初めて、社会福祉法人で経理をするときに最初に戸惑うことが

  多い理由の一つです。


  法人さんが、経理業務を、会計ソフトなどを利用せずに、

  手書きで伝票、元帳の作成を行おうとすると、

  二つ目の仕訳で、わからなくなったり、整理できなくなったりすること

  が多いでしょう。




  A会計ソフトについて


   社会福祉法人さんが、使用していく会計ソフトについて


   いわゆる、一般の株式会社向けの会計ソフトでは、

   私の知り限りですが、

   「一取引二仕訳」に対応しているソフトはほとんどありません。


   必然的に、社会福祉法人会計用に作られた会計ソフトを利用するの

   が、一番使い勝手がよくなります。


   ただ、この会計ソフトの、少し価格が高いことが悩みです。


   一般の会計ソフトですと、2〜3万円程度から使い勝手のよいソフトが

   見つかります。


   社会福祉法人会計ソフトでは、値段の桁がひと桁増える感じでしょうか。


   規模の小さな法人さんであれば、会計ソフト代や保守料金など、導入・維持

   の負担が大きくなっていきます。



   日常業務の進め方や、会計ソフトの購入などは、いったん、やり始めると、

   なかなかやり方、方法などを変えることができません。

   まず、どうやって進めていくか。 


   法人の事業規模、拠点などを考慮し、

   ・どのような体制で日常業務を行い、

   ・どの会計ソフトを用いていくかなどを、

   考えた上で、進めていくことが大切になります。



   現時点で進めているやり方について、問題点を感じている場合には、

   今回の新会計基準の改正の時期は、日常業務、会計ソフトなどの見直し

   を行う、よいタイミングになるのではと考えます。




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