マツオカ会計事務所

社会福祉法人会計基準|支払資金の定義(運用上の取扱い)

社会福祉法人会計基準における支払資金の定義と適用範囲を解説する図解バナー(マツオカ会計事務所)

「資金収支」の“資金”って、何?
制度文書が示す、支払資金の正しい理解。

社会福祉法人の会計においては、「資金収支計算書」における“資金”の範囲を明確にすることが求められます。
「運用上の取扱い」では、預貯金や現金だけでなく、実務上よく混同されがちな項目について、制度的にどこまで含めてよいかが補足されています。


通知本文(抜粋)

支払資金とは、資金収支計算書に計上される収入及び支出の対象となる流動資産から流動負債を差引いたものを指す。
流動資産には、経常的な支払いの準備のために保有される現金及び預金と、短期間に回収されて現金または預金となる未収金その他や事業活動で処理される前払金等が含まれる。流動負債には、短期間に現金または預金により決済される未払金その他や事業活動収入として処理される前受金等が含まれる。

ただし、預金には、当座預金、小口現金、普通預金など流動性の高い資産に限定され、固定資産に分類される定期預金や長期性預金、積立資産などは含まない。また、1年基準により固定資産または固定負債から振替られたものや引当金、棚卸資産は、支払資金の計算から除外される。


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