1から学べる社会福祉法人会計 本のご案内
マツオカ事務所14年目勤務のアラフィフです。
日常業務として、お客様の月次会計や決算書などのチェック、事務所作業のサポートをしております。お客様への訪問の同行や事務所主催の「1から学べる社会福祉法人会計勉強会」に参加し、知識を増やしてきた私が本の紹介をさせていただきます。
きっと皆さまのお役に立てる本だと確信しておりますので、参考にしてくださいね。
社会福祉法人の「事業活動計算書」が、はじめてでもわかる — 第2巻のご案内
社会福祉法人の会計は、一般企業とは構造が違うため、
「収益ってどう見るの?」「活動ごとのお金の流れがわからない」――
そんな戸惑いを抱える方が少なくありません。
本シリーズの 第2巻「事業活動計算書」 は、
この「?」を”なるほど!”に変えるために、
勉強会で培ったノウハウをベースに、やさしく・実践的に整理した入門書 です。
第2巻でわかること
- そもそも「事業活動計算書」は何をあらわすのか
- なぜ営利企業の損益計算書と同じではないのか
- どこに注目すればよいのか、どこを比べればよいのか
- 実務でよくある誤解や落とし穴、とっさの判断ポイント
- 初心者でも、数字の意味をつかみ、自信をもてる
会計初心者でも読みやすく、かつ現場で使えるよう、図・ストーリー・やさしい言葉で構成しています。
こんな方におすすめです
- 社会福祉法人の会計に不安がある理事・監事の方
- 施設長や事務長として、活動ごとの収支を把握したい方
- 会計担当者とのコミュニケーションをスムーズにしたい方
- 会計用語や決算書、月次試算表を見るのが苦手、でも理解したいと思っている方
逆に、こういう方には向きません
- 企業会計の損益計算書に慣れていて、細かい会計理論を探している方
- 税法・会計基準の深い部分まで求める方
本書はあくまで、「社会福祉法人の実務に必要な基礎知識」をやさしく押さえるための入門書です。
シリーズ全体とのつながり
この第2巻は、シリーズ全体の中で 「資金収支 → 事業活動 → 貸借対照表…」 という流れの中の重要なステップ。
第1巻(資金収支計算書)で「お金の動きの全体像」をつかみ、
第2巻で「活動ごとの収支と成果の見方」を理解する構成です。
会計に苦手意識がある方でも、確実に理解を深められるよう設計しています。
本の内容のご紹介
本の内容は、管理職として各回のテーマ(タイトル)に関して押さえておいて欲しいポイントを記載しています。テーマに関係する項目等を詳細に説明する本ではありません。
第1巻は、社会福祉法人が作成する計算書類の、1つ目の「資金収支計算書」についてお伝えしました。
第1巻「読み方が変わる!!資金収支計算書」
第2巻は、2つ目の「事業活動計算書」についてお伝えしていきます。
会計を法人運営に活かしていく。そのために、事業活動計算書をどのように活用するか。
事業活動計算書の様式を使い、大切なところを伝えていきたいと思います。
次は、第2巻「ぼちぼちが意味するもの 事業活動計算書」です。
ピックアップしてご紹介していきます。
ページの上部に資料を載せ、下部で説明をしていきます。
第2巻は、社会福祉法人さんが作る3つの計算書類のうちの「事業活動計算書」を、どのように読み進めていくべきかを説明していきます。
第1巻の時と同じように、イメージをしやすいようにわかりやすい図でお伝えしていきます。
こんな簡単な図で?!と感じるかもしれませんが「むずかしいことをやさしく」がコンセプトです。読み進めていくと、お!と思っていただけます。
この本は「絵本」です。だからこそ、簡単に最後まで読み進んでいただけます。
まずは、お商売人さん同士でよくある会話の紹介です。
「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんな!」
これがもうほとんど、事業活動の内容と結果を表しています。
どういうこと??と思いますよね。私も思いました!でも、読み進めていくとわかるんです。
社会福祉法人は公のお金が原資になっているので「儲かる」という表現はふさわしくありませんが、この本では、社会福祉法人会計を理解していくためにまず「儲け」という表現を使いながら、企業会計の考え方を理解していきます。
企業会計での「儲かる」の意味とは。社会福祉法人では、事業を継続していくために「儲かる」という表現を、どのように置き換えて考えていくかを説明しています。
続いて「何をやって儲けるか」という話に進みます。
企業会計でいうところの「利益」を計算しようとしているのが、事業活動計算書なんです!
次に、事業活動計算書の形式の特徴を見ていきます。
事業活動計算書は、当年度と前年度を比較できるように作られているのが1つ目の特徴。
そして、もう1つの大きな特徴がこちらになります( ゚Д゚)!
事業活動計算書にある大きな3つの区分。ここは「増減差額」を計算しています。
ではなぜ「事業活動増減」ではなく「サービス活動増減」となっているのでしょうか。
そして最後まで読み進めていくと、事業活動計算書が読めるようになり、このお商売人さん同士の会話の意味も理解できます!
すべてこのような簡単な図と説明ですが、繰り返し読むと理解が出来るようになります。
最後に
これまで会計実務をやってこなかった理事長や管理職さん、次の世代を担う方々の決算書や月次資料の見方が変わります。社会福祉法人の会計や制度について、正しく伝えられるようになります。
会計が「わからない」から「わかる」ようになるために、 繰り返し本を読んでポイントをおさえていってください。
ご自分の自信につながり、モチベーションが上がっていくことを実感していきましょう。
第2巻 「ぼちぼちが意味するもの 事業活動計算書(第3版)」 は73ページ。
第3版 令和5年12月20日 販売開始しました。
Amazonのページはこちら
第3版は、説明内容を一部修正しました。ページ数は変更ありません。
ページ下部のリンクからも進むことができます。
記事の執筆者のご紹介
著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
Matsuoka Hiroshi
公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関
元地方公務員
マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳
地方公務員として11年の行政事務経験
社会福祉法人会計専門の公認会計士・税理士として20年の実務経験を有する。
専門分野:社会福祉法人会計・指導監査対応、企業主導型保育事業の会計支援・専門的財務監査対応、介護、障がい福祉、保育の各制度に精通。
都道府県・政令指定都市主催の研修講師多数。
ホームページの各記事や事務所サービスのご案内
よく読まれている人気の記事(カテゴリー別)
- 社会福祉法人・企業主導型保育事業の質問と回答はこちら
- 社会福祉法人の役員(理事・監事)と評議員に関する手続き・監査指摘事項への対応はこちら
- 社会福祉法人会計で用いる勘定科目を科目ごとに分かりやすく解説はこちら
- 企業主導型保育事業の専門的財務監査の評価基準の解説はこちら
- 有料動画で学ぶ福祉の会計や経営はこちら
マツオカ会計事務所作成の書籍・動画・規程
20年間の社会福祉法人・福祉事業者の支援と、11年間の地方公務員の行政事務で培ったノウハウを 書籍・動画・規程 として公開しています。
ご自身で学び、法人内で活かせるコンテンツをご用意していますので、ぜひご覧ください。
▶ マツオカ会計事務所が提供する書籍・動画・規程まとめページを見る
出版中の書籍
よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。
よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。
