1から学べる社会福祉法人会計 本のご案内
マツオカ事務所14年目勤務のアラフィフです。
日常業務として、お客様の月次会計や決算書などのチェック、事務所作業のサポートをしております。お客様への訪問の同行や事務所主催の「1から学べる社会福祉法人会計勉強会」に参加し、知識を増やしてきた私が本の紹介をさせていただきます。
きっと皆さまのお役に立てる本だと確信しておりますので、参考にしてくださいね。
社会福祉法人の「利益」と「増減差額」の違いを、すっきり理解したい方へ — 第9巻のご案内
一般企業では「利益」という言葉で表される会計の成果。
一方、社会福祉法人では、同じように「収益−費用=純資産の増減」を示す指標として、 「増減差額」 が使われます。
「増減差額とは利益と何がどう違うのか…?」
そんな疑問を持つ方も少なくないでしょう。
この第9巻「利益と増減差額」は、
企業会計の「利益」と社会福祉法人会計の「増減差額」を比較しながら、
「なぜ言葉が違うのか」「どう読み替えればいいのか」「実務ではどう扱うべきか」を、 わかりやすく整理した解説書です。
第9巻で得られること
- 企業会計の「利益」と、福祉法人会計の「増減差額」の意味と構造の違いを理解できる
- なぜ社会福祉法人では「配当」がなく、「純資産の増減」を示すこの指標が使われるかがわかる
- 会計・決算書を見るときに「この数値は何を意味するか」を正しく説明できるようになる
- 理事会・監事会・評議員会などで、営利法人とは異なる「会計の考え方」をわかりやすく伝えられるようになる
- 会計の基本を知っている人も、あらためて「社会福祉法人ならではのルール」を整理できる
こんな方におすすめです
- 社会福祉法人の決算書や報告書を読む機会のある理事・監事・評議員の方
- 企業会計に慣れていて、「社会福祉法人ではどう違うのか」を知りたい経理担当の方
- 会計の数字を、法人の実態や財政状態と結びつけて説明したい方
- 社会福祉法人の会計・制度の根拠を自分で理解・発信したい方
逆に、こういう方には向きません
- 単に収支の「黒字/赤字」だけを知りたい — という人
- 企業会計の損益計算書の読み方だけで満足している人
- 会計理論や税務の専門書レベルを求める方
この巻は、社会福祉法人特有の会計思想と実務上の解釈を丁寧に理解するための書籍です。
シリーズ全体構成の中での位置づけ
この第9巻は、これまでの「資金収支・事業活動・貸借対照表」など“帳票とお金の流れ”を学ぶ巻に加えて、
「会計の根っこにある考え方」を理解するための “会計思想の整理回” にあたります。
- ここまでに学んだ「数字の流れ」「財政状態」「帳簿の付け方」などの実務知識をベースに、
- なぜそういう「考え方・用語・制度」があるのかを理屈から理解することで、
- より自信をもって決算書を読み、説明できるようになる — そんなバックボーンを支える一冊です。
本の内容のご紹介
本の内容は、管理職として各回のテーマ(タイトル)に関して押さえておいて欲しいポイントを記載しています。テーマに関係する項目等を詳細に説明する本ではありません。
「利益」と「増減差額」
この2つの言葉は、会計業務をされている方ならよく目にする言葉だと思います。そしてその意味もなんとなく分かってらっしゃると思います。
でも、この2つの言葉の違いを詳しく説明できるかと聞かれると、ちょっと考えてしまいますよね。
2つの言葉の違いを確認しながら、社会福祉法人会計の本質的な理解を深めていきたいと思います。
「利益」ふんふん。もうかったお金ですね。わかります。
「増減差額」ん?増えたり減ったりしたお金の差額・・・?
改めて考えてみると、よくわかっていなかったのか?(;´・ω・)
「増減差額」って一般的な会話には出てこないですよね。
あれ?意外と難しいかも( ゚Д゚)
「第9巻は、利益と増減差額 の本を出す」と聞いた時、私は正直「この題名で、本になるのか?読者は納得するのか?」とちょっぴり不安になりました。
5ページぐらいでちょいちょ~いと終わってしまうのではないかな・・なんて思ってました(゚д゚)!
あ、でもこの内容で勉強会をしていたこともあったな。良く成り立ったな。なんて失礼なことを思いながら原稿を読みました。
あらあら( ゚Д゚)なかなかどうして。
ちゃんとした深い内容になっているではありませんか。
もちろん今回も、簡単ですがわかりやすい文章になっています。
毎回思いますけど、よくこのお題でここまでの本が書けるな~と感心してしまいます。
「利益」と「増減差額」の意味ぐらいわかっとるわ(。-`ω-)と思ってらっしゃる方にも、ぜひ読んでいただきたい一冊となっております。
では、9巻のご紹介をさせていただきます。
第9巻「利益と増減差額」です。私の感想と共にピックアップしてご紹介していきます。
ページの上部に資料を載せ、下部で説明をしていきます。
9巻は「利益と増減差額」について学んでいきます。
「利益」は企業会計、「増減差額」は社会福祉法人会計で用いられる表現です。
社会福祉法人会計の考え方を学ぶ上で、まず企業会計の考え方を先に確認していきます。
なぜ企業会計の考え方を先に学ぶのか?
それは、平成12年の介護保険制度の始まりとともに制定された、社会福祉法人会計基準に起因してきます。
それ以前の「経理規程準則」の通知は昭和51年のものだったんです。
昭和51年!約50年前ではないですか( ゚Д゚)
次に、企業会計で用いる「利益」の考え方や計算の方法を確認していきます。
「利益」ぐらいわかっとるわぁ( ゚Д゚)
計算ぐらいできるわぁぁぁ( ゚Д゚)( ゚Д゚)
そんな声も聞えてきそうな予感がしますが、ここから長いですよ~。
「企業会計原則」を基に説明していきます。
わかってることなんですけど、ほぉ・・・となること間違いなしですよ!
25ページ目から社会福祉法人会計のお話になります。
そして28ページ目から「利益」と「増減差額」の違いを確認していきます。
お!やっとか( ゚Д゚)って感じですね。
でも、ここまでの説明が、この後のお話につながっていくのです。
ここからのポイントは、企業は何のために「利益」を計算するのかというところです。
社会福祉法人では「増減差額」という表現を使うことにつながっていきます。
続きまして、営利法人と非営利法人の違いについて説明していきます。
社会福祉法人は非営利法人でしょ?!福祉のお仕事ですからね!
私はずっとそう思ってました。
でも、どうやら営利法人と非営利法人の違いは、別の考え方から来ていたようです。
なんですと(゚д゚)!ちょっぴり目からウロコでした。
第9巻は47ページ。
「利益と増減差額」~その違いからわかること~
簡単そうなことでも、知らないことが結構ありました!
今回この第9巻を作成するにあたって、産みの苦しみと言いますか、すごく時間がかかりました。
テーマは簡単そうに見えますが、どう伝えていこうか・・・というところが難しくて。
いつもの本より2ヶ月近く多めに時間がかかってしまいました(>_<)
私のご案内だけでは内容が上手く伝えきれないかもしれません。
ですので、興味のある方は「利益と増減差額」をぜひ、ご覧になってくださいね!
最後に
これまで会計実務をやってこなかった理事長や管理職さん、次の世代を担う方々の決算書や月次資料の見方が変わります。社会福祉法人の会計や制度について、正しく伝えられるようになります。
会計が「わからない」から「わかる」ようになるために、繰り返し本を読んでポイントをおさえていってください。
ご自分の自信につながり、モチベーションが上がっていくことを実感していきましょう。
Amazonのページはこちらのタイトルから
第9巻 「利益と増減差額」は令和5年12月4日に販売開始しました。
1から学べる社会福祉法人会計勉強会ができるまでのストーリー
ふわふわ会計
マツオカ会計事務所のストーリー
著者のご紹介
1から学べる社会福祉法人会計勉強会で開催したテーマを書籍化して、気軽にお試しいただけるようにしています。
本のご案内の記事一覧
出版中の本をブログ記事でご紹介しています
事務所スタッフによる本の紹介です。(本のタイトルをクリックして下さい)
Amazonのページはこちら(試し読み機能あり)
Amazonの試し読み機能で、本の一部ご覧いただくことができます。
- 資金収支計算書 (第5版) 58ページ 1870円
- 事業活動計算書(第3版) 73ページ 1925円
- 貸借対照表 (第3版) 81ページ 1980円
- 経営組織(理事・監事や理事会・評議員会について) 57ページ 1760円
- 随意契約 45ページ 1650円
- 注記と附属明細書 109ページ 1980円
- 社会福祉法人会計簿記の特徴』 52ページ 1870円
- 社会福祉法人会計基準の逐条解説 83ページ 1980円
- 利益と増減差額 ~その違いからわかること~ 47ページ 1815円
- 現金主義と発生主義、実現主義 67ページ 1980円
- 社会福祉法人の減価償却 58ページ 1870円
勉強会のご案内
- サクサクと会計を説明したい時に
1から学べる社会福祉法人会計 勉強会 - 「書籍版(絵本のタイプ)」
1から学べる社会福祉法人会計 計算書類3部作 - 「動画版」
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