「社会福祉法人会計の事務費」の勉強会を、6月10日オンラインで開催しました。
今回は質疑応答を含め、95分の勉強会でした。
「事務費」は「事業費」と同じように、費用の中の主要な位置を占める3つの中の1つになります。
1つ目として「人件費」、2つ目として「事業費」を学びました。
そして3つ目は、今回勉強する「事務費」になります。
社会福祉法人では「事業費」と「事務費」は、ほとんど同じぐらいの金額が発生している法人さんが多いです。
そういう意味では大きなウエイトを占めるといえます。
「人件費」と「事業費」のおさらいをしていきます。
まず「人件費」です。
福祉事業は「労働集約型」です。
人がいてはじめて成り立ちますし、その分人件費もかかります。
設備投資が中心の「資本集約型」と比べると、削減したときの効果が変わってきます。
「人件費」は費用の中心を占めていました。
そして「事業費」は、細かいところを押さえておいて、決算や予算を考える時のポイントにしてほしいとの思いがありました。
事業費の科目は、科目名でなんとなくイメージできます。
でも、気をつけなければいけないことがあります。
それは、「私たちが日常生活で使っているイメージと混同する科目がある」ということです。
意外とわかりにくい科目説明等をご紹介し、そのあとに経費の分析のお話をさせていただきました。
そして今回の「事務費」のお話です。
一般企業の販売費及び一般管理費(人件費を除く)が社会福祉法人の「事務費」と近い性質にあります。
その上で企業の販管費と社会福祉法人の「事務費」ではどのような違いがあるのか。
実際に介護分野の上場企業の販管費と社会福祉法人の「事務費」の内容を見比べながら確認しました。
「人件費」「事業費」「事務費」を合わせて、固定費と変動費とに分解しながら、今の社会福祉法人の費用の特徴を確認していきました。
費用の中で大きなウエイトを占める科目だからこそ、押さえておきたい「事務費」のお話でした。
興味のある方は、お問い合わせからご連絡くださいね(´-`*)
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