マツオカ会計事務所

勘定科目の解説「事業未収金」社会福祉法人会計

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厚生労働省の勘定科目の説明 事業未収金

事業未収金
事業収益に対する未収入金をいう。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について

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勘定科目説明の解説 事業未収金

事業未収金の解説

勘定科目説明の内容は、ひと言であっさりにも見えますが、とても重要な科目ですね。
流動資産の中では、1,2を争う、業務上のウエイトの高い科目です。

介護保険の始まりとともに制定された(旧)会計基準では、「未収金」として整理されていました。
それ以前の経理規程準則(昭和51年制定)の時にも、「未収金」はありましたが、内容が若干異なり、本部会計と施設会計では、含まれる内容が異なっていました。
介護保険制度の始まりとともに、措置費としての収入から支援費としての収入に移り、未収金の重要性も高まりました。新会計基準からは、事業未収金という大切な科目名で表しています。

事業未収金の管理上のポイント

意識しておきたいことは、相手先によって入金のタイミングが異なることです。
・国保連ならサービス提供月・・・2か月後
・ご利用者さん・・・〇か月後
・市町村(運営費収益、補助事業収益や受託事業収益など)・・・規則や契約で定められた時期
・就労支援事業・・・取引先さんと取り決めた時期
などですね。
入金の時期というのは、法人運営の資金繰りを考える中でも大切になってきます。法人全体で事業や相手先ごとの入金時期を頭にいれておきましょう。

会計ソフトでは、事業未収金の科目の中に相手先ごとに分けて補助科目を設けるといいですね。

勘定科目を簡単に説明します

マツオカ

事業未収金
法人が頑張ったお仕事に対してまだ受け取っていないお金。
金額の大部分が国保連からの入金になるため安心感が強いが、本当は入金が滞ると大変になるお金。
相手先ごとに残高や入金状況を管理しておく。毎月、入金確認と残高チェックを忘れないようにしておこう。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史  松岡弘巳  

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士 スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計

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