マツオカ会計事務所

勘定科目の解説 事業活動計算書 事務費 渉外費 社会福祉法人会計

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厚生労働省の勘定科目の説明 渉外費

渉外費
創立記念日等の式典、慶弔、広報活動(広報費に属する費用を除く)等に要する費用をいう。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」

勘定科目説明の解説

費用科目の解説について

事業活動計算書の費用科目については、中区分の分類を用いながら小区分の科目を解説していきます。

渉外費

今回、解説する勘定科目の体系は下のようになっています。

大区分中区分小区分
事務費渉外費

大区分は、「事務費」です。
施設(及び本部)の運営事務に要する費用になります。

平成12年度に制定された(旧)社会福祉法人会計基準の科目説明には

大区分についても説明がありました。

事務費支出
本部及び施設の運営事務に要する人件費以外の費用をいう。

平成12年 社会福祉法人会計基準 事業活動収支計算書勘定科目の説明より

中区分は「渉外費」です。

主に、式典や慶弔等や広報活動のための費用です。

職員への慶弔費については、福利厚生費に計上することが多いでしょう。

また、広報活動の費用には、広報費として計上するものは除きます。

渉外とは:1 外部と連絡・交渉すること。

広報とは:官公庁・企業・各種団体などが、施策や業務内容などを広く一般の人に知らせること。また、その知らせ。

出典:「デジタル大辞泉」(小学館)より

渉外費と福利厚生費、会議費、広報費

社会福祉法人会計の渉外費と混同しやすい科目の内容を確認しておきましょう。

区分渉外費福利厚生費会議費広報費
説 明創立記念日等の式典、慶弔、広報活動(広報費に属する費用を除く)等に要する費用をいう。役員・職員が福利施設を利用する場合における事業主負担額、健康診断その他福利厚生のために要する法定外福利費をいう。会議時における茶菓子代、食事代等の費用をいう。施設及び事業所の広告料、パンフレット・機関誌・広報誌作成などの印刷製本費等に要する費用をいう。

簡単な説明です

マツオカ

渉外費
式典や法人外部への慶弔の費用などです。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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マツオカ会計事務所のストーリー

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計

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