マツオカ会計事務所

勘定科目の解説 事業活動計算書 事務費 ○○費 社会福祉法人会計

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厚生労働省の勘定科目の説明 ○○費

○○費
費用の内容を示す名称を付した科目で記載する。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」

勘定科目説明の解説

費用科目の解説について

事業活動計算書の費用科目については、中区分の分類を用いながら小区分の科目を解説していきます。

○○費

今回、解説する勘定科目の体系は下のようになっています。

大区分中区分小区分
事務費○○費

大区分は、「事務費」です。
施設(及び本部)の運営事務に要する費用になります。

平成12年度に制定された(旧)社会福祉法人会計基準の科目説明には

大区分についても説明がありました。

事務費支出
本部及び施設の運営事務に要する人件費以外の費用をいう。

平成12年 社会福祉法人会計基準 事業活動収支計算書勘定科目の説明より

中区分は「○○費」です。

勘定科目説明に例示されていない性質の費用について
○○のところに具体的な科目名を記して計上していきます。

○○費と雑費

費用を○○費として計上せずに、(事務費)雑費に含めることが考えられます。

区分○○費(事務費)雑費
説 明費用の内容を示す名称を付した科目で記載する。事務費のうち他のいずれにも属さない費用をいう。

毎期継続して発生する性質の費用で、一定の金額が発生するものについては、雑費に含めずに、○○費として科目を設けて計上することが考えられます。

一定の金額とは、例えば下のようなものが考えられます。

NO.一定の金額の例
事務費の総額に対する割合が一定以上の場合(5%以上など)
雑費に含めた場合に、雑費の金額に占める割合が一定以上の場合(50%以上など)

なお、所轄庁から、○○費の計上についての指示(指導)がある場合には、指示等にしたがってください。

簡単な説明です

マツオカ

○○費(事務費)
施設や本部の運営事務に要する費用のうち、内容的に他の科目には該当しない費用がある場合に、名称をつけて使用します。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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マツオカ会計事務所のストーリー

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計

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