マツオカ会計事務所

就労継続支援B型の基本報酬区分見直し

令和8年度就労継続支援B型の基本報酬区分見直しについて臨時改定の内容を整理したページ

― 令和8年度臨時改定における改定事項の整理 ―

本ページは、厚生労働省の障害福祉サービス等報酬改定検討チームから公表されている
令和8年1月公表の「臨時応急的な見直し」資料および、
令和8年2月公表の「令和8年度障害福祉サービス等報酬改定における改定事項について」をもとに整理しています。

令和8年度の障害福祉サービス等報酬の臨時改定において、
就労継続支援B型の基本報酬区分の見直しが示されました。

平均工賃の上昇を踏まえた区分基準の変更と、
影響緩和のための配慮措置が設けられています。

以下、資料に基づき整理します。

🟦 「ホームページ利用上のご注意について」
https://office-matsuoka.net/goriyouchui






1.見直しの背景

資料では、
就労継続支援B型における全国平均工賃月額が
約6,000円上昇していることが示されています。

この状況を踏まえ、
基本報酬区分の基準額を見直す必要があると整理されています。

今回の措置は、
令和9年度改定を待たずに実施される
臨時応急的な見直しとして位置づけられています。


2.基本報酬区分の基準額引き上げ

今回の改定では、

ることが示されています。

平均工賃の上昇分(約6,000円)の一部を反映する形で、
区分基準が見直される構造となっています。

※各区分ごとの具体的な単位数や算定構造の詳細については、厚生労働省の公表資料をご確認ください。


3.区分変更に伴う配慮措置

基準額の引き上げにより、
区分が下がる可能性のある事業所への影響を緩和するため、
次の措置が示されています。

(1)中間区分の新設

急激な報酬減少を避けるため、

といった中間的な区分が設けられます。

これにより、段階的な移行が可能となる設計です。


(2)減少幅の抑制

区分変更による基本報酬の減少は、
概ね3%程度に抑制される構造とされています。


(3)適用対象外の整理

令和6年度改定において区分が上がらなかった事業所については、
今回の見直しの適用対象外とされています。


4.新規事業所に対する特例単価

今回の臨時改定では、
事業所数が増加しているサービスについて、
新規事業所に対する特例単価が設けられています。

就労継続支援B型も、その対象に含まれています。

(1)特例単価の水準

新規事業所については、
基本報酬単価を

1%強〜3%弱程度引き下げた単価

が適用されます。


(2)特例の適用除外

次の場合は特例の対象外とされ、
通常の基本報酬単価が適用されます。


5.施行時期

就労継続支援B型の基本報酬区分見直しおよび新規事業所特例は、

→ 令和8年6月施行

と整理されています。


6.今回の見直しの位置づけ

今回のB型見直しは、

といった観点から行われる
臨時応急的な措置と整理されています。

今後、令和9年度改定に向けて、
経営実態や制度全体の状況を踏まえた検討が進められる見込みです。

関連ページ

令和8年度障害福祉サービス等報酬の臨時改定全体については、
大臣折衝事項および改定資料を整理したページをご覧ください。

令和8年度障害福祉サービス等報酬の臨時改定まとめ

記事の執筆者のご紹介

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士 
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関
元地方公務員

マツオカ会計事務所 代表  松岡 弘巳

地方公務員として11年の行政事務経験
社会福祉法人会計専門の公認会計士・税理士として20年の実務経験を有する。
専門分野:社会福祉法人会計・指導監査対応、企業主導型保育事業の会計支援・専門的財務監査対応、介護、障がい福祉、保育の各制度に精通。
都道府県・政令指定都市主催の研修講師多数。


ホームページの各記事や事務所サービスのご案内

よく読まれている人気の記事(カテゴリー別)


マツオカ会計事務所作成の書籍・動画・規程

20年間の社会福祉法人・福祉事業者の支援と、11年間の地方公務員の行政事務で培ったノウハウを 書籍・動画・規程 として公開しています。
ご自身で学び、法人内で活かせるコンテンツをご用意していますので、ぜひご覧ください。

▶ マツオカ会計事務所が提供する書籍・動画・規程まとめページを見る

出版中の書籍


社会福祉法人専門 公認会計士・税理士による書籍のご案内

Amazonのページはこちら(試し読み機能あり)

Amazonの試し読み機能で、本の一部ご覧いただくことができます。

  1. 資金収支計算書 (第5版) 58ページ 1870円
  2. 事業活動計算書(第3版) 73ページ 1925円
  3. 貸借対照表 (第3版) 81ページ 1980円
  4. 経営組織(理事・監事や理事会・評議員会について) 57ページ 1760円
  5. 随意契約 45ページ 1650円
  6. 注記と附属明細書 109ページ 1980円
  7. 社会福祉法人会計簿記の特徴 52ページ 1870円
  8. 社会福祉法人会計基準の逐条解説 83ページ 1980円
  9. 利益と増減差額 ~その違いからわかること~ 47ページ 1815円
  10. 現金主義と発生主義、実現主義 67ページ 1980円
  11. 社会福祉法人の減価償却 58ページ 1870円

よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。

モバイルバージョンを終了