本のご案内④第4巻「社会福祉法人の経営組織」(役員と役員会)
1から学べる社会福祉法人会計 本のご案内
マツオカ事務所14年目勤務のアラフィフです。
日常業務として、お客様の月次会計や決算書などのチェック、事務所作業のサポートをしております。お客様への訪問の同行や事務所主催の「1から学べる社会福祉法人会計勉強会」に参加し、知識を増やしてきた私が本の紹介をさせていただきます。
きっと皆さまのお役に立てる本だと確信しておりますので、参考にしてくださいね。
社会福祉法人の「組織と運営のしくみ」が、はじめてでもわかる — 経営組織編のご案内
社会福祉法人の運営や管理において、「どこが責任を持って」「どう判断すればいいか」は、組織の構造によって大きく左右されます。
ただ、慣れていない方には、法人形態や理事会・評議員会・監事などの仕組みがわかりにくく、
- 「誰が何を決めるのか」
- 「監事や評議員の役割は?」
- 「理事会・評議員会の違いがわからない」
といった混乱や不安を抱えることが少なくありません。
そんな「?」を、“なるほど!”に変えるために、勉強会で培ったノウハウをもとにまとめたのが、書籍版 「社会福祉法人の経営組織」編 です。
数字だけでなく、組織の流れ・役割・判断の考え方までを、やさしく整理しました。
この巻で得られること
- 社会福祉法人独特の組織構造が、誰にでもわかりやすく理解できる
- 理事会・評議員会・監事など、それぞれの役割と責任が明確になる
- 組織・運営の仕組みを理解したうえで、適切に判断・説明できるようになる
- 新任理事・監事、評議員の方にも対応できるよう、基本から丁寧に解説
- 会計や運営以外の「組織全体の見通し」がもて、実務に安心感をプラス
この巻は、社会福祉法人の「人・組織・制度」を理解し、適切に運営・説明できる力を育てたい方に最適です。
こんな方におすすめです
- 初めて理事・監事・評議員に就任された方
- 施設長・事務長として、法人全体の運営構造を確認したい方
- 組織としての責任の所在や運営の流れを明確にしたい方
- 会計だけでなく、経営ガバナンス・法人運営の理解も深めたい方
- 他の役職との役割分担や連携を把握したい、または整理したい方
逆に、こういう方には向きません
- 会計書類の読み方・数字の流れだけを知りたい方
- 税務・会計理論を深く学びたい方
- 企業会計や営利企業の組織構造に関心がある方
本書はあくまで、「社会福祉法人の運営構造と組織の仕組みを、やさしい言葉で理解するための入門書」です。
シリーズ全体とのつながり
この「経営組織」編は、会計シリーズの中でも、「数字」だけでない法人運営の根幹にあたります。
- 第1巻・第2巻・第3巻などで会計の基礎を学び、
- この巻で「運営のしくみ」を理解し、
- 以降の巻(補助金、減価償却、注記など)で実務の応用知識を深める、
という流れを通じて、福祉法人の経営と会計を “理解 → 運営 → 維持” の体系でしっかり支える構成です。
本の内容のご紹介
本の内容は、管理職として各回のテーマ(タイトル)に関して押さえておいて欲しいポイントを記載しています。テーマに関係する項目等を詳細に説明する本ではありません。
今回は会計とも関連の深い、社会福祉法人の法人運営、役員や役員会の役割をテーマにしています。
勉強会に参加下さっている方々は法人の理事や施設長さんが中心のため、会計だけでなく、法人運営についても確認をしていきます。

第4巻「社会福祉法人の経営組織」です。私の感想と共にピックアップしてご紹介していきます。

ページの上部に資料を載せ、下部で説明をしていきます。
第4巻は「社会福祉法人の経営組織」(役員と役員会の役割)について学んでいきます。

経営組織?いやいやいや・・・今さら?知ってるし( ゚Д゚)と思われたことでしょう。私も思いました。でも、ここからがすごいんです!

「役員」についてのページです。
「役員」というのはどういう人なのか?
ちゃんと条文に記載されてるんですね( ゚Д゚)
知らなかった・・・
このページではいろいろ詳しく説明しています。

理事会と評議員会についても詳しく説明しています。法人の基本的事項や重要事項について決議を行うのは・・
だから知ってるって(゚д゚)!と思われるかもしれません。
でもこの本は、「何となく知っている」から「確実に説明できる」ようになる本なのです!

社会福祉法人の経営組織の次は、株式会社の経営組織についてです。

左図の囲みの中で一番偉いのは、もちろん代表取締役(社長)ですよね!
そうですよね!違うんですか(。´・ω・)?
社長が一番偉い!そう思う感覚の答えが本の最後の方に載っています。

おっとぉ!ここでいきなりクイズが出てきました!
なぜここでクイズなのか?全く意味がわかりません(゚д゚)!

でも、このクイズにもちゃんと意味があって、なるほど~と思わせるところがすごいんですよね。

最後はちゃんと着地してくれてます。
株式会社と社会福祉法人の機関の役割を比べて説明しています。
ほおほお、ふんふんという感じですね。

全57ページです。絵本とはいえ、経営組織だけでここまでよく細かく説明できてすごいな!と思いました。Amazonのページへはこちらから。ページ下部のリンクから進むことができます。

この本は「絵本」です。だからこそ、簡単に最後まで読み進んでいただけます。
理事・監事・評議員の役割を知るということを目的にしています。
理事会、評議員会についての具体的な手続きについては書いていないので、ご注意くださいね。
最後に
これまで会計実務をやってこなかった理事長や管理職さん、次の世代を担う方々の決算書や月次資料の見方が変わります。社会福祉法人の会計や制度について、正しく伝えられるようになります。
会計が「わからない」から「わかる」ようになるために、 繰り返し本を読んでポイントをおさえていってください。
ご自分の自信につながり、モチベーションが上がっていくことを実感していきましょう。
記事の執筆者のご紹介
著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
Matsuoka Hiroshi
公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関
元地方公務員
マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳
地方公務員として11年の行政事務経験
社会福祉法人会計専門の公認会計士・税理士として20年の実務経験を有する。
専門分野:社会福祉法人会計・指導監査対応、企業主導型保育事業の会計支援・専門的財務監査対応、介護、障がい福祉、保育の各制度に精通。
都道府県・政令指定都市主催の研修講師多数。

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よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。
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