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勉強会の解説

「社会福祉法人の経営学・組織論①(組織のデザイン)」 セミナー・勉強会の解説

マツオカ会計事務所では「1から学べる社会福祉法人会計 勉強会」をオンライン形式で開催しています。

この解説を、参加者さんは、勉強会・セミナーに復習用としてご利用ください。

はじめての方は、勉強会の内容のご参考にお読みください。

解説のご注意

勉強会で、実際にお話した言葉を書き起こし、まとめた概要(原文)を原則として修正せずに掲載しています。

誤字・脱字や誤った表現があることについて、ご了承ください。

下の文章の見出しについても書き起こしとして作成しています。
(実際の勉強会とは表現や区分が異なります)


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開催テーマ

社会福祉法人の経営学・組織論①「組織のデザイン」

1から学べる社会福祉法人会計 勉強会 第73回


要点

チームは、組織論と組織構造の基本概念について議論し、社会福祉法人の組織デザインの可能性を探りました。

解説(セミナーの内容)

組織論の基礎

松岡氏が組織論について説明しています。主なポイントは以下の通りです:

– 組織論は経営学の一部で、組織の形態や作り方に焦点を当てています。

– 組織と単なる集団の違いは、コミュニケーション、共通の目的、貢献意欲の3つが揃っていることです。

– 組織をデザインする際は、階層化された組織とフラットな組織の特徴を理解し、それぞれのメリット・デメリットを考慮する必要があります。

– 階層化された組織は情報伝達に時間がかかるが経営者の負担が少なく、フラットな組織は情報伝達が早いが経営者の負担が大きいという特徴があります。

– 組織図は固定されたものではなく、必要に応じて再設計できるという柔軟な考え方が重要です。 松岡氏は、組織をゼロから作るという視点で考えることの重要性を強調しています。

分業の重要性と効果

松岡さんは、アダムスミスの『国富論』に登場するピン工場の例を用いて、分業の重要性と効果について説明しています。

一人で1日10本しか作れなかったピンが、分業によって10人で48,000本作れるようになったことを紹介しています。

分業の3つの主な効果として、技能の向上、時間の短縮、新技術の開発を挙げており、これらが生産性と品質の向上につながると説明しています。

松岡さんは、この分業の概念が現代の組織にも適用可能であり、組織設計において重要な視点であると強調しています。

組織のデザインと利点

松岡氏は組織のデザインについて説明し、機能別組織、事業部別組織、マトリックス組織の3つの組織構造を紹介しています。

社会福祉法人に最も適しているのは事業部別組織で、各施設ごとに運営されるため意思決定が迅速にできる利点があります。

しかし、各組織構造にはメリットとデメリットがあり、それぞれの特徴を理解することが重要です。

松岡氏は、組織をデザインする際に「分業」の視点を持つことの重要性を強調し、介護テクノロジーの導入を検討する際にも、この分業の観点から考えることを提案しています。

組織図は常に見直し、改善できるものであり、経営陣がこれらの概念を理解しておくことが日常的な運営にも役立つと述べています。

以上になります。


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よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士 
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表  松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

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