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勉強会の解説

「社会福祉法人の経営学・組織論③(組織のコミュニケーション)」 セミナー・勉強会の解説 

マツオカ会計事務所では「1から学べる社会福祉法人会計 勉強会」をオンライン形式で開催しています。

この解説を、参加者さんは、勉強会・セミナーに復習用としてご利用ください。

はじめての方は、勉強会の内容のご参考にお読みください。

解説のご注意

勉強会で、実際にお話した言葉を書き起こし、まとめた概要(原文)を原則として修正せずに掲載しています。

誤字・脱字や誤った表現があることについて、ご了承ください。

下の文章の見出しについても書き起こしとして作成しています。
(実際の勉強会とは表現や区分が異なります)


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開催テーマ

社会福祉法人の経営学・組織論③「組織のコミュニケーション」

1から学べる社会福祉法人会計 勉強会 第75回


要点

松岡は組織コミュニケーションの目的と一般的な側面について議論し、組織の価値観を定義することの重要性を強調しました。また、組織の成功循環モデルについて説明し、関係性の質を高めることが組織の成功に不可欠であることを強調しました。最後に、職場でのコミュニケーションと人材採用について議論し、組織に合わない従業員に対する適切な対応の重要性を強調しました。

解説(セミナーの内容)

コミュニケーションの一般的な側面

ミーティングで、松岡は組織コミュニケーションの目的について議論し、情報の共有、意思決定の支援、信頼関係の構築、問題解決、チームワークの促進、企業文化の促進を含めました。

彼はまた、コミュニケーションの一般的な側面についても話し、言語と非言語の両方の要素を含めて説明しました。 非言語の要素には、態度、表情、抑揚が含まれ、コミュニケーションの成功には、聞く姿勢、質問、相槌、非言語情報の汲み取りが含まれます。

組織価値観を定義する

松岡氏は組織内のコミュニケーションについて説明し、主観的な要素が壁を作り出すことを指摘する。

この壁を取り除くために、組織の理念や共同の仕組みが重要であると強調する。また、「北極星指標」という概念を紹介し、組織の目的や方向性を明確にすることの重要性を説明する。

最後に、パーパス、ミッション、ビジョンなどの組織の価値観を定義することが、効果的なコミュニケーションを促進すると述べる。

組織成功の循環モデル

松岡は、ダニエル・キム教授の組織の成功循環モデルについて説明し、グッドサイクルとバッドサイクルの違いを解説する。

グッドサイクルは関係の質から始まり、思考の質、行動の質、結果の質へと循環するのに対し、バッドサイクルは結果の質から始まり、悪循環に陥りやすいことを強調する。

松岡は、組織の成功には関係性の質を高めることが重要であり、挨拶や声掛けから始まり、一体感や共同信頼に至るまでの段階的なアプローチを提案する。

コミュニケーションにおける感情管理の重要性

松岡は組織内のコミュニケーションについて、言語と非言語の側面から説明している。

言語的なコミュニケーションに関しては、一旦受け止めた上で組織として正しいかどうかを判断し返答することが重要だと述べている。

非言語的なコミュニケーションについては、特に不適切な態度や行動に対して、感情を抑えつつ言語で明確に受け入れられないことを伝えるべきだと強調している。

松岡は、上司と部下の間のコミュニケーションにおいて、特に否定的な非言語メッセージへの対応では、できるだけ感情を抑え、冷静に言語で対応することが組織としての適切な対応だと結論づけている。

以上になります。


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著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士 
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表  松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

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