1. HOME
  2. ブログ
  3. 勉強会の解説
  4. 「社会福祉法人の保育事業」 セミナー・勉強会の解説

会計・法人運営の記事ブログ

会計・法人運営を支えるブログ

勉強会の解説

「社会福祉法人の保育事業」 セミナー・勉強会の解説

マツオカ会計事務所では「1から学べる社会福祉法人会計 勉強会」をオンライン形式で開催しています。

この解説を、参加者さんは、勉強会・セミナーに復習用としてご利用ください。

はじめての方は、勉強会の内容のご参考にお読みください。

解説のご注意

勉強会で、実際にお話した言葉を書き起こし、まとめた概要(原文)を原則として修正せずに掲載しています。

誤字・脱字や誤った表現があることについて、ご了承ください。

下の文章の見出しについても書き起こしとして作成しています。
(実際の勉強会とは表現や区分が異なります)


知恵が芽吹く福祉の学び

10分で広がる会計の知識

「わかっているつもり」から一歩進む 図とストーリーで読む 管理職のための会計シリーズ 1から学べる社会福祉法人会計のご案内

耳から入る福祉の知恵

あなたの立場に合わせて 必要な知識を必要なタイミングで 社会福祉法人向け有料動画のご案内

今すぐ使える実務の型

企業主導型保育事業者向け規程の販売

開催テーマ

社会福祉法人の保育事業

1から学べる社会福祉法人会計 勉強会 第57回


要点

松岡は、経理関連の書類の保管と確認、そして保育事業の会計と運営について議論しました。彼は、施設型給付と委託費の違い、保育事業の委託費に関する厳格な規制、そして企業主導型保育事業の運営費の構造について説明しました。最後に、企業主導型保育事業の専門的財務監査の問題点と対応の重要性について議論しました。

勉強会の経過(ステップ)

• 松岡: 経理規程に基づいた事務手続きの確認を行う

• 管理職: 仕訳日記帳を確認する

• 管理職: 理事会の議事録をクリアファイルにまとめる

• 管理職: 収支分析表の作成方法を確認する

• 全員: 複数担当者によるチェック体制を確立する

• 経理担当: 積立資産の適切な管理運用を確認する

• 全員: 経費の支出が適正な証憑書類に基づいていることを確認する

解説(セミナーの内容)

保育事業の会計と運営

松岡は保育事業の会計と運営について説明している。保育事業収益の科目構成、認可保育所と認可外保育施設の種類、保育所・幼稚園・認定こども園の違いについて詳細に解説している。特に、委託費収益や施設型給付収益などの主要な科目、各施設の所管官庁、根拠法令、運営主体の違いに焦点を当てている。

施設型給付と委託費の違い

ミーティングで、松岡は、施設型給付と委託費の違いについて議論しました。施設型給付は、個人給付であり、使い方に制限はありませんが、委託費は、人件費、管理費、事業費に制限があります。松岡はまた、委託費の使い方についての通知についても触れ、人件費、管理費、事業費の使い方の制限や前期末支払資金残高の取り扱いについて言及しました。最後に、松岡は、委託費の使い方についての通知に従う必要があることを強調しました。

保育事業の厳格な規制

松岡は保育事業の委託費に関する厳格な規制について説明し、収支残高の制限、収支分析表の提出義務、前期支払資金残高の使用制限などの特徴を強調する。また、企業主導型保育事業の運営費の構造について解説し、基本分単価、各種加算、利用者負担、企業負担額などの要素を説明する。松岡は、企業主導型保育事業の運営費が通常の委託費と類似しているが、企業自己負担分が含まれている点が特徴的であると指摘する。

企業主導型保育事業の財務監査

松岡は企業主導型保育事業の専門的財務監査について説明し、令和3年度から導入された背景や課題を報告する。主な問題点として、会計帳簿や書類の保管不備、必要な経理資料の理解不足、積立資産の取り扱いの誤り、保育業務委託費の妥当性判断の難しさ、助成金専用口座の未設置などが挙げられる。令和3年度の監査結果では、約500施設中89.6%が文書指導を受け、81%が口頭指導を受けたことが報告される。

企業主導型保育事業の問題

松岡氏は企業主導型保育事業の問題点について議論し、国の指針の不明確さと企業の利益追求との矛盾を指摘する。彼は、国が当初から明確な基準を示さなかったことが、多くの企業が不適切な会計処理を行う原因となったと分析する。松岡氏は、社会福祉法人と一般企業の経営方針の違いが、この問題をさらに複雑にしていると指摘する。

以上になります。


※現在、顧問枠はすべて満席となっております。

その代わりに、これまで顧問先で培ったノウハウを 書籍・動画・規程 として公開しています。
ご自身で学び、法人内で活かせるコンテンツをご用意していますので、ぜひご覧ください。

▶ 書籍・動画・規程まとめページを見る



知恵が芽吹く福祉の学び

10分で広がる会計の知識

「わかっているつもり」から一歩進む 図とストーリーで読む 管理職のための会計シリーズ 1から学べる社会福祉法人会計のご案内

耳から入る福祉の知恵

あなたの立場に合わせて 必要な知識を必要なタイミングで 社会福祉法人向け有料動画のご案内

今すぐ使える実務の型

企業主導型保育事業者向け規程の販売


本のご紹介 1から学べる社会福祉法人会計の執筆者 社会福祉法人会計専門 公認会計士・税理士 松岡洋史の写真

社会福祉法人専門 公認会計士・税理士による書籍のご案内

Amazonのページはこちら(試し読み機能あり)

Amazonの試し読み機能で、本の一部ご覧いただくことができます。

  1. 資金収支計算書 (第5版) 58ページ 1870円
  2. 事業活動計算書(第3版) 73ページ 1925円
  3. 貸借対照表 (第3版) 81ページ 1980円
  4. 経営組織(理事・監事や理事会・評議員会について) 57ページ 1760円
  5. 随意契約 45ページ 1650円
  6. 注記と附属明細書 109ページ 1980円
  7. 社会福祉法人会計簿記の特徴 52ページ 1870円
  8. 社会福祉法人会計基準の逐条解説 83ページ 1980円
  9. 利益と増減差額 ~その違いからわかること~ 47ページ 1815円
  10. 現金主義と発生主義、実現主義 67ページ 1980円
  11. 社会福祉法人の減価償却 58ページ 1870円

よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士 
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表  松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

Profile Picture

関連記事

事務所の想い

「どうなりたいか」より「どうありたいか」を大切に。マツオカ会計事務所の理念

ふわっとひらめき、ぐんぐん伸びる。胸を張りたくなる🌱

📘🎥📑
販売中のサービス


さくっと整い、ほっと安心。前を向きたくなる📑

企業主導型保育事業所向けの各種規程の販売について

するりと耳に、ぐっと身につく。背筋が伸びてくる🎧

有料動画「採択されやすい!民間補助金・助成金応募書類のコツ(基本編)のタイトル画像
有料動画「採択されやすい!民間補助金・助成金応募書類のコツ(応用編)のタイトル画像
有料動画のご案内。公認会計士の20年の経験と知識を約10分の動画にまとめました。
有料動画講座 受講者の声まとめページ|補助金・会計・研修の感想を紹介

書籍型1から学べる社会福祉法人会計を説明している画像

error: Content is protected !!