勘定科目の解説 事業活動計算書 事業費 本人支給金 社会福祉法人会計
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厚生労働省の勘定科目の説明 本人支給金
本人支給金
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
利用者に小遣い、その他の経費として現金支給するための費用をいう。
勘定科目説明の解説
費用科目の解説について
事業活動計算書の費用科目については、中区分の分類を用いながら小区分の科目を解説していきます。
本人支給金
今回、解説する勘定科目の体系は下のようになっています。
大区分 | 中区分 | 小区分 |
事業費 | 本人支給金 | - |
大区分は、「事業費」です。
ご利用者の処遇に直接要する費用になります。
平成12年度に制定された(旧)社会福祉法人会計基準の科目説明には
大区分についても説明がありました。
事業費支出
平成12年 社会福祉法人会計基準 事業活動収支計算書勘定科目の説明より
利用者の処遇に直接要する費用をいう。
中区分は「本人支給金」です。
ご利用者に、金銭の形で、こずかいその他の経費をお渡しする際の科目です。
本人支給金の内容
おこずかい等の支給
児童福祉施設等の措置費支弁施設では、ご利用者へこずかい等の金銭(現金)での支給が認められています。
本人支給金は、利用者へ現金を支給することが想定されている施設・事業所(拠点)で計上されることになります。
生活指導訓練費
(昭和42年4月14日)(各都道府県知事・各指定都市市長あて厚生省児童家庭局長通知)「児童福祉施設における措置費の経理について」
児童の社会への適応性の向上を図るための生活の指導訓練に必要ないわゆるおこづかい又は現金の支給が不適当である場合におけるこれに代えて支給する物品の購入代
簡単な説明です
本人支給金
ご利用者へ金銭でおこずかいその他の費用を支給する際の科目になります。利用者への現金の支給が想定されている施設でこの科目を用います。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。
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勘定科目の解説の一覧
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マツオカ会計事務所のストーリー
著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関
マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳
地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。