社会福祉法人会計基準|基本金について(運用上の留意事項)

基本金は“余剰金”ではありません。制度に基づいた根拠ある判断が重要です。

組み入れ?取崩し?寄附との関係?
“基本金”の判断に迷わない制度的整理を。

基本金の組入れや取崩しは、制度上の解釈と実務処理にズレが生じやすい部分です。
会計方針・資産取得・寄附金との関係性を、通知に基づいて整理します。

組み入れ?取崩し?寄附との関係?
“基本金”の判断に迷わない制度的整理を。

基本金は、社会福祉法人の財政基盤を安定させるために制度上組み入れが定められている項目です。
「運用上の留意事項」では、基本金への組入時期、取崩しの可否、寄附金との関係などについて、誤解の多い論点を補足しています。
実務では、基本金を「余剰金」と捉えて処理を誤るケースも多く、制度文書の理解が大切です。


通知本文(抜粋)

基本金については、基本財産等の取得に係る寄附金の額を計上する。

具体的には、土地、施設の創設、増築、増改築における増築分、拡張における面積増加分及び施設の創設及び増築時等における初度設備整備、非常通報装置設備整備、屋内消火栓設備整備等の基本財産等の取得に係る寄附金の額となる。

また、取崩しを行う場合は、法的根拠や運営基準に基づいた明確な理由が必要であり、内部手続の整備や所轄庁への報告を含めた慎重な対応が望ましい。


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