1. HOME
  2. ブログ
  3. 勘定科目の解説 マツオカ事務所オリジナル
  4. 勘定科目の解説「器具及び備品」社会福祉法人会計

会計・法人運営の記事ブログ

会計・法人運営を支えるブログ

勘定科目の解説 マツオカ事務所オリジナル

勘定科目の解説「器具及び備品」社会福祉法人会計

「ホームページ利用上のご注意について」をお読み頂き、これらの条件にご同意の上ご利用ください。

厚生労働省の勘定科目の説明  その他の固定資産 器具及び備品

器具及び備品
器具及び備品をいう。ただし、取得価額が○○(10)万円以上で、耐用年数が1年以上のものに限る。

※(10)はマツオカ記載例、金額(○○万円以上)は法人の経理規程にしたがって下さい。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について


知恵が芽吹く福祉の学び

10分で広がる会計の知識

「わかっているつもり」から一歩進む 図とストーリーで読む 管理職のための会計シリーズ 1から学べる社会福祉法人会計のご案内

耳から入る福祉の知恵

あなたの立場に合わせて 必要な知識を必要なタイミングで 社会福祉法人向け有料動画のご案内

今すぐ使える実務の型

企業主導型保育事業者向け規程の販売

勘定科目説明の解説

機械及び装置と器具及び備品の区分

器具及び備品と別の科目である機械装置(機械及び装置)は、イメージが重なるところがあり、それぞれの違いが分かりにくいですよね。

平成30年3月14日の大阪地方裁判所の判例では、機械装置と器具及び備品の区分について示されているので、判例の一部を記載してみます。

機械及び装置器具及び備品
各機器が製品製造等の一連の生産工程の中で供用され,それぞれの果たす機能により製造設備等の一部を構成している場合の当該各機器は「機械及び装置」に該当するそれ自体で固有の機能を果たし,独立して使用される機器が,「器具及び備品」に該当する

器具及び備品について


判例にあるように、器具及び備品は、固有の機能を果たして独立して使用される機器であり

社会福祉法人さんでは、経理規程の規定で、一般的には、取得後1年を超えて使用または保有する取得価額が1個または1組あたり10万円以上のものになります。

運営上、10万円以上の資産は、多岐にわたりますね。

介護ベッド

例えば、

(以下、購入する形での)

利用者さんのベッドであったり

特殊浴槽

特殊浴槽など

業務用冷蔵庫

業務用冷蔵庫などの厨房機器

業務用洗濯機

業務用洗濯機

AED

AEDや

パソコン

事務用のパソコン

コピー機

コピー機などです。

器具及び備品に計上される資産の種類が多く、多岐にわたるということは、資産の管理(現物の確認)が大切になってくることが分かります。

減価償却済みの固定資産の管理

固定資産の耐用年数が経過して減価償却が終わって、備忘価格の1円で資産として残している場合もあるかと思います。

耐用年数は過ぎたけれども、まだ使える、実際に使っている資産ですね。

年度末など、年に1度は、資産台帳と現物を照らし合わせて、現存と使用状況を確認して、必要な場合には、会計上、除却の処理を行いましょう。

簡単な説明です

マツオカ
マツオカ

器具及び備品
10万円以上の備品類。必要なつど購入するので、数がとても多くなる。無くなったりしていないか、また、運営に使われているかなどの確認や管理が大切。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

 

まんがの部屋

会計・役員・企業主導型保育事業などを4コマ漫画で説明しています。こちら

社会福祉法人専門 公認会計士・税理士による書籍

ああ

Amazonのページはこちら(試し読み機能あり)

Amazonの試し読み機能で、本の一部ご覧いただくことができます。

  1. 資金収支計算書 (第5版) 58ページ 1870円
  2. 事業活動計算書(第3版) 73ページ 1925円
  3. 貸借対照表 (第3版) 81ページ 1980円
  4. 経営組織(理事・監事や理事会・評議員会について) 57ページ 1760円
  5. 随意契約 45ページ 1650円
  6. 注記と附属明細書 109ページ 1980円
  7. 社会福祉法人会計簿記の特徴 52ページ 1870円
  8. 社会福祉法人会計基準の逐条解説 83ページ 1980円
  9. 利益と増減差額 ~その違いからわかること~ 47ページ 1815円
  10. 現金主義と発生主義、実現主義 67ページ 1980円
  11. 社会福祉法人の減価償却 58ページ 1870円

勘定科目の解説の一覧

よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。

マツオカ会計事務所のストーリー

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

Profile Picture

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計

関連記事

事務所の想い

「どうなりたいか」より「どうありたいか」を大切に。マツオカ会計事務所の理念

ふわっとひらめき、ぐんぐん伸びる。胸を張りたくなる🌱

📘🎥📑
販売中のサービス


さくっと整い、ほっと安心。前を向きたくなる📑

企業主導型保育事業所向けの各種規程の販売について

するりと耳に、ぐっと身につく。背筋が伸びてくる🎧

有料動画「採択されやすい!民間補助金・助成金応募書類のコツ(基本編)のタイトル画像
有料動画「採択されやすい!民間補助金・助成金応募書類のコツ(応用編)のタイトル画像
有料動画のご案内。公認会計士の20年の経験と知識を約10分の動画にまとめました。
有料動画講座 受講者の声まとめページ|補助金・会計・研修の感想を紹介

書籍型1から学べる社会福祉法人会計を説明している画像

error: Content is protected !!