勘定科目の解説 事業活動計算書 事務費 印刷製本費 社会福祉法人会計
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説明の内容
管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、 「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、 社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら |
厚生労働省の勘定科目の説明 印刷製本費
印刷製本費
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
事務に必要な書類、諸用紙、関係資料などの印刷及び製本に要する費用をいう。
科目の簡単な説明をしてみましょう

印刷製本費
事務の書類や資料のプリント代、複合機のカウンター料金や製本代が中心です。

勘定科目説明の解説
費用科目の解説について
事業活動計算書の費用科目については、中区分の分類を用いながら小区分の科目を解説していきます。
印刷製本費
今回、解説する勘定科目の体系は下のようになっています。
大区分 | 中区分 | 小区分 |
事務費 | 印刷製本費 | - |

大区分は、「事務費」です。
施設(及び本部)の運営事務に要する費用になります。
平成12年度に制定された(旧)社会福祉法人会計基準の科目説明には
大区分についても説明がありました。
事務費支出
平成12年 社会福祉法人会計基準 事業活動収支計算書勘定科目の説明より
本部及び施設の運営事務に要する人件費以外の費用をいう。

中区分は「印刷製本費」です。
事務のための必要書類、資料の印刷費や製本費です。
プリント代、コピー(印刷代)や製本代が主になってきます。
複合機(コピー機)をリースした場合の料金について
複合機のリース料とカウンター料金
複合機をリース契約を行っている場合には、リース会社に支払う金額として、
複合機のリース料部分と印刷代としてのカウンター料金部分があるリース契約が多いと思います。
カウンター料金については、印刷1枚当たりカラー○○円、白黒△△円のように金額が決まっている契約が多いでしょう。
この場合に、リース料部分とカウンター料金部分とを科目を分けて計上していくことが考えられます。
区 分 | リース料金の支払い | カウンター料金の支払い |
勘定科目 | (事務費)賃借料 (リース資産を計上している場合にはリース債務) | 印刷製本費ほか |
厚生労働省の勘定科目説明 | 固定資産に計上を要しない器機等のリース料、レンタル料をいう。(事務費 賃借料の説明) | 事務に必要な書類、諸用紙、関係資料などの印刷及び製本に要する費用をいう。 |
簡単な説明をもう一度

印刷製本費
事務の書類や資料のプリント代、複合機のカウンター料金や製本代が中心です。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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第5巻 | 随意契約 | 45 | 1650円 |
第6巻 | 注記と附属明細書 | 109 | 1980円 |
第7巻 | 社会福祉法人会計簿記の特徴 『大切なのは、1行増えること』 | 52 | 1870円 |
第8巻 | 管理職のための 社会福祉法人会計基準の逐条解説 | 83 | 1980円 |
第9巻 | 利益と増減差額(仮称) |
(第4巻 経営組織は、法人の理事・監事や評議員について解説しています)
勘定科目の解説の一覧
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著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
Matsuoka Hiroshi
公認会計士・税理士 スマート介護士 認定経営革新等支援機関
マツオカ会計事務所 代表
地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。
