1. HOME
  2. ブログ
  3. 勘定科目の解説 マツオカ事務所オリジナル
  4. 勘定科目の解説「仮払金」社会福祉法人会計

会計・法人運営の記事ブログ

会計・法人運営を支えるブログ

勘定科目の解説 マツオカ事務所オリジナル

勘定科目の解説「仮払金」社会福祉法人会計

「ホームページ利用上のご注意について」をお読み頂き、これらの条件にご同意の上ご利用ください。

厚生労働省の勘定科目の説明 仮払金

仮払金
処理すべき科目又は金額が確定しない場合の支出額を一時的に処理する科目をいう。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について

マツオカ会計事務所のストーリーこちら

NO.
ストーリー 本質を伝えたい 資料へのこだわり 理事長からの質問 50円の奇跡
NO.
ストーリー 規制緩和 役に立った習慣夢とクロワッサン会計と四柱推命鑑定
NO.
ストーリー途中で諦めた?80点の資料ショックな出来事?

勘定科目説明の解説

仮払いの必要性

職員さんに予め金額を渡し、必要となる支払に充ててもらい、残ったお金を戻してもらうという手続きは、日々の事業運営では必要になってきます。

科目説明の中では、2つの要件(表現)が用いられています。それぞれ分けて、事例を考えてみましょう。

1 処理する科目が確定しない場合


・科目を決定することが厚生労働省の科目説明(費用)で容易に判断することが難しく、検討や専門家に相談が必要となる場合

・複数の科目にまたがっており、どの科目を用いるか検討が必要な場合

・過去の事例(科目)を調べる必要がある場合

などが考えられますね。

2 金額が確定しない場合

・出張旅費などで、帰所するまで金額が確定しない場合

・催し、レクリエーションなどの費用で、終了するまで金額が確定しない場合

などがあります。

出張仮払

また、処理する科目が確定せず、金額も確定しないなど、どちらの要件にも該当する場合も考えられますね。

仮払金の手続き上のポイント

支出時の注意点

決裁をきちんと取ること

先に法人のお金を支出することになりますので、必要となる手続きとして、稟議をきちんと取りましょう。
稟議には、支払目的や時期、金額、担当者の氏名(お金を預かる人)などを明確に記載しておきましょう。

法人と個人のお金の混同を避けること

仮払では、法人のお金をいったん担当者(個人)に預ける形になります。

現金の科目説明にありますように、お金には、持ち主の名前は書いていません。
担当者個人の財布に法人のお金を入れますと、個人のお金と法人のお金が混ざってしまうことになりますね。
いったん、一つの財布の中で混ざってしまいますと、どれが法人のお金で、どれが個人のお金か分からなくなってしまいます。これが良くありません。
法人のお金と個人のお金が混ざらないように、お金の渡し方、預かり方についても工夫をする必要があります。

速やかに精算

勘定科目説明にあるように、仮払金は、「一時的に処理する科目」です。
科目が決まった場合や金額が確定した場合には、速やかに精算し、正しい科目(費用科目)に振替えを行いましょう。
速やかな精算や正しい科目への振替は2つの意味で大切です。

1 法人のお金の管理

一時的な支出の後に速やかに精算を行うことは、法人のお金の管理上大切です。
精算報告をきちんと行い、領収書や旅費の記録などと照合し、正しく支払が行われ必要な返金がなされたことを確認していきましょう。
精算漏れや、精算の遅れがないように注意しましょう。

2 費用の金額及び科目の確定

仮払金は、正しい科目に振替えが行われていない間は、事業活動計算書や資金収支計算書には反映されていないことになります。このことは、法人の事業の業績や、支払資金の状況が正しく表されていないことになります。
例えば、月次報告の際に仮払金の振替えがされた状態と、されていない状態では、月次報告の金額も変わってくることが想像できます。

会計実務での確認

正しい会計報告のためには、

  • 仮払金の残高の管理を行い精算漏れや遅れがないようにする
  • 正しい科目への振替を丁寧に行っていく

ことが大切なことが分かりますね。

勘定科目を簡単に説明します

マツオカ
マツオカ

仮払金
一時的に必要となるお金を手渡したりする形。支出の内容がハッキリと確定したときにはきちんと精算する。丁寧な手続きと運用を意識しましょう。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

マツオカ会計事務所 松岡洋史
公認会計士 税理士
1から学べる社会福祉法人会計

マツオカ会計事務所のストーリーこちら

NO.
ストーリー 本質を伝えたい 資料へのこだわり 理事長からの質問 50円の奇跡
NO.
ストーリー 規制緩和 役に立った習慣夢とクロワッサン会計と四柱推命鑑定
NO.
ストーリー途中で諦めた?80点の資料ショックな出来事?

社会福祉法人専門 公認会計士・税理士による書籍

本の内容をブログ記事でご紹介しています

事務所スタッフによる本の感想です。(本のタイトルまたは画像をクリックして下さい)

(第4巻 経営組織は、法人の役員(理事、監事)や評議員について解説しています)

オンライン研修会「1から学べる社会福祉法人会計勉強会」のスタッフの感想は、こちら

Amazonのページはこちら(試し読み機能あり)

Amazonの試し読み機能をぜひご活用ください。本の内容を一部ご覧いただくことができます。

第1巻
資金収支計算書

第1巻 資金収支計算書 表紙

63ページ
1870円

NO.タイトルページ価格
第1巻資金収支計算書 (第5版)581870円
第2巻事業活動計算書(第3版)731925円
第3巻貸借対照表 (第3版)811980円
第4巻経営組織(理事・監事や理事会・評議員会について)571760円
第5巻随意契約 451650円
第6巻注記と附属明細書1091980円
第7巻社会福祉法人会計簿記の特徴
『大切なのは、1行増えること』
521870円
第8巻管理職のための
社会福祉法人会計基準の逐条解説
831980円
第9巻利益と増減差額
 ~その違いからわかること~
471815円

(第4巻 経営組織は、法人の理事・監事や評議員について解説しています)

よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。

勉強会のご案内

龍体文字 く 透明

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

Profile Picture

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計

関連記事


1から学べる社会福祉法人会計 第9巻 利益と増減差額

マツオカ会計事務所のストーリー
こちら

error: Content is protected !!