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勘定科目の解説 マツオカ事務所オリジナル

勘定科目の解説 事業活動計算書 事業費 教養娯楽費 社会福祉法人会計

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説明の内容

管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、
「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、
社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら

厚生労働省の勘定科目の説明 教養娯楽費

教養娯楽費
利用者のための新聞雑誌等の購読、娯楽用品の購入及び行楽演芸会等の実施のための費用をいう。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」

科目の簡単な説明をしてみましょう

マツオカ
マツオカ

教養娯楽費
ご利用者さんへの新聞・雑誌代やレクレーションのための費用です。

勘定科目説明の解説

費用科目の解説について

事業活動計算書の費用科目については、中区分の分類を用いながら小区分の科目を解説していきます。

教養娯楽費

今回、解説する勘定科目の体系は下のようになっています。

大区分中区分小区分
事業費教養娯楽費
社会福祉法人会計 教養娯楽費

大区分は、「事業費」です。
ご利用者の処遇に直接要する費用になります。

平成12年度に制定された(旧)社会福祉法人会計基準の科目説明には

大区分についても説明がありました。

事業費支出
利用者の処遇に直接要する費用をいう。

平成12年 社会福祉法人会計基準 事業活動収支計算書勘定科目の説明より
教養娯楽費 娯楽用品の購入及び行楽演芸会等の実施のための費用

中区分は「教養娯楽費」です。

ご利用者さんのための新聞や雑誌、レクレーション等の費用です。

施設・事業所さんの創意工夫で、様々なレクレーションが行われていますね。

教養娯楽費の範囲

社会福祉法人が被服費に計上していく内容は、下のようになります。

NO.区  分
ご利用者のために用いられるもの
(利用者のための)新聞・雑誌
(利用者のための)娯楽用品の購入及び行楽演芸会等の実施

① ご利用者のために用いられるもの

「教養娯楽費」に計上していくものは、ご利用者に提供されるサービスやモノ(品)と考えていくことが妥当でしょう。

職員用の書籍なら「事務消耗品費」等、職員さんへの慰労を兼ねた娯楽等の費用の場合には「福利厚生費」を用います)

② ご利用者のための新聞・雑誌等

利用者さんのための新聞や雑誌等の書籍の購入費用を計上します。

③ ご利用者の娯楽用品の購入及び行楽演芸会等の実施

利用者さんのレクレーションのために、娯楽用品を購入したり、行楽や演芸会などを実施する費用についても、

「教養娯楽費」に計上します。

娯楽とは、「仕事や勉学の余暇にする遊びや楽しみ。また、楽しませること。」のこと

出典「デジタル大辞泉」小学館より

レクレーション

マツオカ会計事務所でも、スタッフに

「レクレーション介護士」や「資生堂化粧セラピスト」の資格を取得してもらって、顧問先様のご利用者さんとの交流を行っています。

簡単な説明をもう一度

マツオカ
マツオカ

教養娯楽費
ご利用者さんへの新聞・雑誌代やレクレーションのための費用です。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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勘定科目の解説の一覧

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著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士 スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

Profile Picture

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計

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