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厚生労働省の勘定科目の説明　その他の固定負債

その他の固定負債
上記^{（固定負債の各科目　松岡（注））}に属さない債務等であって、貸借対照表日の翌日から起算して支払の期限が１年を超えて到来するものをいう。ただし、金額の大きいものについては独立の勘定科目を設けて処理することが望ましい。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」

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知恵が芽吹く福祉の学び

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勘定科目説明の解説

勘定科目説明からは、その他の流動資産に計上されるものには、２つの特徴があることを読み取ることができます。

その他の固定負債の２つの特徴

２つとは

・固定負債の他の科目に属さないもので、長期のもの（１年を超えて支払などが行われる）

・金額が比較的小さいこと（大きい場合には、科目を設けることが望ましい）

固定負債の他の科目に属さないもので、長期のもの

厚生労働省の勘定科目説明（固定負債）を、見ますと、細かく科目が規定がされていることが分かります。

例を考えてみようとしましたところ、どの科目にも属さないもの（取引）という例を、想像することが難しく感じます。

経済環境の変化の中では、かつては想像していなかった債務や取引というものが新しく生まれてきています。

金額が比較的小さいこと

その他の固定負債に計上していくものは、その内容の金額が比較的小さい必要があります。

金額が大きくなった場合には、新たな科目を設けることが望ましいとされています。

１件１件の金額が小さくても、同じ内容のものの合計額（科目の残高）が大きくなった場合には、
特定の名称をつけた科目として設けた方がいいでしょう。

その他（の固定負債）と表記されている科目の金額が大きくなることは、
社会福祉法人の計算書類（決算書）を見ようとする人にとって、あまり良くありません。

科目の表示の違いを比べてみましょう

例えば、こんな感じです。

長期未払金	１５０万円
長期預り金	２４万円
その他の固定負債	１，０００万円

多くの人は、「その他」の内容って何だろう？？と疑問に思うでしょう。

こちらはどうでしょう。

長期未払金	１５０万円
長期預り金	２４万円
設備資金借入金	１，０００万円

科目名があると想像がつきやすいことが分かりますね。（設備資金借入金は、一つの例です）

簡単な説明です

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科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。

マツオカ会計事務所のストーリー

（筆者：松岡洋史　公認会計士・税理士　専門分野：社会福祉法人会計）