勘定科目の解説 事業活動計算書 事務費 研修研究費 社会福祉法人会計
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説明の内容
管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、 「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、 社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら |
厚生労働省の勘定科目の説明 研修研究費
研修研究費
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
役員・職員に対する教育訓練に直接要する費用(研究・研修のための旅費を含む。)をいう
科目の簡単な説明をしてみましょう

研修研究費
役員や職員さんの研修に参加するための費用です。研修に参加するための交通費も研修研究費に含めます。

勘定科目説明の解説
費用科目の解説について
事業活動計算書の費用科目については、中区分の分類を用いながら小区分の科目を解説していきます。
研修研究費
今回、解説する勘定科目の体系は下のようになっています。
大区分 | 中区分 | 小区分 |
事務費 | 研修研究費 | - |

大区分は、「事務費」です。
施設(及び本部)の運営事務に要する費用になります。
平成12年度に制定された(旧)社会福祉法人会計基準の科目説明には
大区分についても説明がありました。
事務費支出
平成12年 社会福祉法人会計基準 事業活動収支計算書勘定科目の説明より
本部及び施設の運営事務に要する人件費以外の費用をいう。

中区分は「研修研究費」です。
役員や職員さんが研修に参加するための費用です。
また、研修に参加するための旅費を含みます。
最近は、様々な開催形態がありますね。
研修研究費と旅費交通費について
研修研究費と旅費交通費の区分について
職員の出張や外勤時の交通費について、勘定科目で注意が必要なのは、研修参加のための旅費になります。
同じ交通費であっても、研修のための出張の場合には、研修に参加するために要する費用として、研修研究費に計上します。
会議に参加するための交通費の場合には、旅費交通費に計上します。
勘定科目 | 旅費交通費 | 研修研究費 |
厚生労働省の勘定科目説明 | 業務に係る役員・職員の出張旅費及び交通費 (ただし、研究、研修のための旅費を 除く)をいう。 | 役員・職員に対する教育訓練に直接要する費用 (研究・研修のための旅費を含 む。)をいう |
交通費の例 | 会議出席のための交通費 | 研修会参加のための交通費 |
簡単な説明をもう一度

研修研究費
役員や職員さんの研修に参加するための費用です。研修に参加するための交通費も研修研究費に含めます。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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第7巻 | 社会福祉法人会計簿記の特徴 『大切なのは、1行増えること』 | 52 | 1870円 |
第8巻 | 管理職のための 社会福祉法人会計基準の逐条解説 | 83 | 1980円 |
第9巻 | 利益と増減差額(仮称) |
(第4巻 経営組織は、法人の理事・監事や評議員について解説しています)
勘定科目の解説の一覧
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著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
Matsuoka Hiroshi
公認会計士・税理士 スマート介護士 認定経営革新等支援機関
マツオカ会計事務所 代表
地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。
