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勘定科目の解説 マツオカ事務所オリジナル

勘定科目の解説「商品」「仕掛品」「原材料」社会福祉法人会計

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厚生労働省の勘定科目の説明  商品 仕掛品 原材料

商品・製品
売買又は製造する物品の販売を目的として所有するものをいう。

仕掛品
製品製造又は受託加工のために現に仕掛中のものをいう。

原材料
製品製造又は受託加工の目的で消費される物品で、消費されていないものをいう。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について

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勘定科目説明の解説 商品 仕掛品 原材料

「貯蔵品」から始まった「棚卸資産」に含まれる科目の一つですね。

棚卸資産について

棚卸資産とは、ひと言でいいますと在庫のことですね。倉庫などの棚に整理されている在庫です。
決算日など、一定の日に棚から取り出し、在庫の数量や(保存)状態を確認して、その時点での価値(価格)を計算します。この作業を棚卸しと言います。

商品と製品

就労支援事業や授産事業において、よく使用される科目です。
社会福祉法人さんでも、就労支援事業や授産事業を運営されていない法人さんには、あまり馴染みがない科目かもしれません。

一般の会社さんでは、大変良く使われる科目ですので、内容を覚えておきましょう。

会計では、販売用の物品(在庫)のうち、
自分たちで作ったものを「製品」、どこかで仕入れてきたもの(買ってきたもの)を「商品」と表します。

陶器 製品

製品は、販売できる状態になっているものになります。
お客様に「陶芸」事業をされている法人さんがいらっしゃるので陶芸に例えます。
製品は焼き上って、販売できるようになっています。

原材料

まず「原材料」です。

自分たちで「製品」を作っていくためには、様々な材料を買ってきます。材料の在庫が原材料として計上されます。

材料

例えば、陶芸事業の場合の「土」などです。

仕掛品

仕掛品は、製造中の作業の中で、まだ未完成、完成途中のものです。

仕掛りとという言葉は、日常ではあまり耳にしませんね。
製品の中には、一日では完成しないようなものもあります。
「仕掛り」=「取り掛かっている途中」と読み替えますと分かりやすいです。

仕掛品

例えば、左の絵のような感じです。
金額的には、どのように評価するのでしょうか。
それまでに掛かった原材料の料や作業時間などから評価していきます。

ハートプラザ 嵐山店

京都の嵐山にある「ハートプラザKYOTOぶらり 嵐山店」さんには、多くの法人さんで製作された様々な製品が並んでいます。

うちの顧問先様も出品されています。京都の人気の観光地にステキなお店があります。

簡単な説明です

マツオカ
マツオカ

商品・製品
お店などで売るために持っているもの。
他所で買ってきたものが商品、自分で作ったものが製品。

仕掛品
頑張って作っているがその日のうちに完成しないこともある、完成途中のもの。

原材料
製品を作るための材料。まだ手掛けていない状態。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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勘定科目の解説の一覧

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マツオカ会計事務所のストーリー

著者情報 この記事を書いた人

松岡 洋史

Matsuoka Hiroshi

公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関

マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳

地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。

Profile Picture

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計

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