勘定科目の解説「未収金」社会福祉法人会計
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説明の内容
管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、 「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、 社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら |
厚生労働省の勘定科目の説明 未収金
未収金
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
事業収益以外の収益に対する未収入金をいう。
未収金の簡単な説明をしてみましょう

未収金
法人の本来の業務以外のことで、まだ受け取っていないお金。内容や残高の管理を忘れないように注意する。

勘定科目説明の解説 未収金
介護保険の始まりとともに制定された(旧)会計基準では、事業未収金も、この「未収金」の中に含まれていました。
新会計基準と言われる今の会計基準では、法人の(主たる)事業によって生じる未収金の部分と事業以外の未収金の部分の科目を区分して計上することになりました。同じような未収金でも、発生原因の違うもの、性質の違うものは分けて管理していきます。

未収金に計上されるものは、固定資産を売却した際の売却代金の未収分や、保険金の入金予定分などが考えられます。
昭和51年に通知された「社会福祉法人の経理規程準則」の本部会計の未収金の説明が分かりやすいかもしれません。
未収金
出典 社会福祉施設を経営する社会福祉法人の経理規程準則の制定について(昭和51年1月31日)
不用品、土地、建物、有価証券等の売却代金を受領していない場合の債権額及びその他の債権が発生しているが、入金されていない場合の債権額を整理する科目である。
簡単な説明をもう一度

未収金
法人の本来の業務以外のことで、まだ受け取っていないお金。内容や残高の管理を忘れないように注意する。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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第6巻 | 注記と附属明細書 | 109 | 1980円 |
第7巻 | 社会福祉法人会計簿記の特徴 『大切なのは、1行増えること』 | 52 | 1870円 |
第8巻 | 管理職のための 社会福祉法人会計基準の逐条解説 | 83 | 1980円 |
第9巻 | 利益と増減差額(仮称) |
(第4巻 経営組織は、法人の理事・監事や評議員について解説しています)
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著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
Matsuoka Hiroshi
公認会計士・税理士 スマート介護士 認定経営革新等支援機関
マツオカ会計事務所 代表
地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。
