勘定科目の解説「役員等短期借入金」社会福祉法人会計
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説明の内容
管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、 「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、 社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら |
簡単な説明 役員等短期借入金

役員等短期借入金
役員などに一時的に借りているお金。お金のやりくりが大変な時に役員が法人にお金を貸すと言うのは意外とある形。金融機関からの借入とは異なり、役員個人との取引のため、法人できちんと書類を作成していく必要があります。
厚生労働省の勘定科目の説明を確認してみましょう
役員等短期借入金
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
役員(評議員を含む)からの借入金で貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に支払の期限が到来するものをいう。
勘定科目説明の解説 役員等短期借入金
役員からの借入金
法人の資金が不足する際に、金融機関からではなく、役員が一時的に資金を貸し付けることが、一般企業では、よくあります。
社会福祉法人さんで、役員から借り入れることは、一般企業と比べると、比較的少ないかもしれません。

役員借入金は
金融機関からの借入と異なり、必要書類などの様式やルールが決まっている訳ではありません。
自分たちで
借入条件などを明確にしておく必要があります。
金銭消費貸借契約書や借用書などの借入に関する書類をきちんと作成するとともに、
借入時、返済時のお金の流れが分かるように記録をしていきましょう。

借入を行う際の、法人内の意思決定手続きも漏れないようにしましょう。
簡単な説明をもう一度

役員等短期借入金
役員などに一時的に借りているお金。お金のやりくりが大変な時に役員が法人にお金を貸すと言うのは意外とある形。金融機関からの借入とは異なり、役員個人との取引のため、法人できちんと書類を作成していく必要があります。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

(筆者:松岡洋史 公認会計士・税理士 専門分野:社会福祉法人会計)