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勘定科目の簡単な説明

勘定科目の簡単な説明「1年以内返済予定リース債務」社会福祉法人会計 初心者向け

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説明の内容

管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、
「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、
社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら

簡単な説明 1年以内返済予定リース債務

管理職さんへの簡単な説明はこちら。

マツオカ
マツオカ

1年以内返済予定リース債務
固定資産をリースで取得している場合の、リース料の未支払い額のうち、1年以内の支払金額。
リース取引には、利息相当額が含まれているため、未支払額についても、利息相当額を控除する方法と、控除しない簡便な方法があります。

確認していきます。

厚生労働省の勘定科目説明

厚生労働省の勘定科目の説明を確認してみましょう。

1年以内返済予定リース債務
リース債務のうち、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に支払の期限が到来するものをいう。

出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」

勘定科目説明の解説 1年以内科目

リース取引

リース契約

リース取引については、
有形リース資産
無形リース資産
の回でも、お伝えしていますね。

リース取引の会計処理

社会福祉法人会計では、リース取引については、原則的な方法と簡便な方法(重要性が乏しい場合)での会計処理があります。

区分原則的な方法簡便な方法①(※)
会計処理固定資産の取得の会計処理に準じる賃貸借処理
用いる勘定科目・有形リース資産・無形リース
・減価償却費
・支払利息
・リース債務(1年以内含む)
賃借料や
リース料(費用)
1年以内返済予定リース債務
会計の方法を利用できる場合全てのリース取引
(経理規程上、固定資産に計上する10万円以上の契約)
少額のリース取引
(リース契約1件あたり
リース料総額300万円以下)


または

リース期間が1年以内
※下の簡便な処理②と混同しないように、簡便な方法①と書いています。

リース債務

リース契約においては、計算書などから、リース料総額を把握することができます。

上の原則的な方法では、リース債務が計上されます。

リース開始時点の債務の金額は、リース料総額から利息相当額を控除した金額(重要性が乏しい場合には、リース料総額)になります。

リース料の支払い毎に、リース債務が減っていくことになります。

原則的な方法のうち 原則的な処理 簡便な処理②(※)(参考)
賃貸借処理の場合
リース債務の計上金額リース料総額-利息相当額 リース料総額
例 (パソコンリース 5年)
リース料総額 120
うち利息相当額 20
有形リース資産100/リース債務100有形リース資産120/リース債務120
リース料支払い時(年間)
(利息 定額法)
(減価償却 定額法)
リース債務20/普通預金20
支払利息  4/普通預金 4

減価償却費20
リース債務24/普通預金24

減価償却費 24
賃借料24/普通預金24
※簡便な方法①と混同しないように、簡便な処理②と書いています。

リース債務に計上する取引は、リース料の支払期間が、数年(60か月など)に渡るものが大半になります。

そこで、リース債務のうち、1年以内返済予定の金額を流動負債に振替ることになります。

負債の区分勘定科目科目の説明
流動負債1年以内返済予定リース債務リース債務のうち、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に支払の期限が到来するものをいう。
固定負債リース債務リース料総額から利息相当額を控除した金額で、貸借対照表日の翌日から起算して支
払の期限が1年を超えて到来するものをいう。

その上で、長期運営資金借入金に分類された借入金のうち、決算日以後1年以内に返済する金額を

長期運営資金借入金から1年以内返済予定長期運営資金借入金に振り替えます。

例 
会計処理の前

固定負債リース債務150円
(うち1年以内 15)

会計処理の後

流動負債1年以内返済予定リース債務15円
固定負債リース債務135円
マツオカ
マツオカ

上記のような形で、振替える金額は、リースの支払予定表などで確認していきましょう。

支払資金との関係

「1年以内〇〇」の科目は、流動資産・負債に計上されますが、支払資金に含まれません。

支払資金に含まれないということは、固定資産・負債から、1年以内〇〇として、流動資産・負債への振り替える会計処理は、資金収支計算書に反映されません。詳しくは、改めて。

マツオカ
マツオカ

1年以内、1年を超えるを分類する時の基準となる日は、決算日の翌日(4月1日)になります。

管理職さんへの簡単な説明をもう一度

マツオカ
マツオカ

1年以内返済予定リース債務
固定資産をリースで取得している場合の、リース料の未支払い額のうち、1年以内の支払金額。
リース取引には、利息相当額が含まれているため、未支払額についても、利息相当額を控除する方法と、控除しない簡便な方法があります。


科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。

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