勘定科目の解説「支払手形」社会福祉法人会計
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厚生労働省の勘定科目の説明 支払手形
支払手形
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
事業の取引先との通常の取引に基づいて発生した手形債務(金融手形を除く)をいう。
勘定科目説明の解説 支払手形
支払手形
社会福祉法人さんで、支払手形を用いられる法人さんは、少ない印象があります。
ポイント
支払手形は、取引の支払代金を、今ではなく、所定(先)の期日を指定して支払を約束する証書になります。
支払人は、代金の受取人に対して、手形を振り出し、受取人は、支払期日に、手形を現金に変えます。
手形は、取引銀行に当座勘定があり、銀行と「当座勘定取引契約」を締結することにより、銀行から手形帳を交付してもらうことができるようになります。
会計上は、手形を受け取った場合には、「受取手形」に計上し、
手形を振り出した場合には、「支払手形」に計上していきます。
支払手形の会計の流れ
支払手形の会計の流れは次のようになります。
①取引先への事業未払金24万円について支払手形を振り出した。
借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金 額 |
事業未払金 | 24万円 | 支払手形 | 24万円 |
②支払期日を向かえ、24万円が当座口座から引き落とされた。。
借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金 額 |
支払手形 | 24万円 | 当座預金 (現金預金) | 24万円 |
支払を約束する証文に
原本の証として、「手形」を押すことから始まったそうです。
私が支払手形(約束手形)を初めて知ったのは、
人生ゲームでした。
支払手形の管理上のポイント
支払手形は、支払の期日を、先に延ばすという、金融的な役割があります。
手形帳などの補助元帳を使って管理をしていきますが、多くの手形を振り出している場合には、支払期日ごとに、いくら引き落とされるか、管理の重要性が、一層高まります。
簡単な説明です
支払手形
事業のために買ったものや、何かの作業をしてもらってた代金をお金の代わりに手形で渡している形。
法人の信用を担保に、◯月◯日に支払いますと約束している形。
支払いは先なので引き落とし口座をきちんと管理しておくことが大切。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。
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勘定科目の解説の一覧
よかった。ありがとう。読んだ人が幸せでありますように。
著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
公認会計士・税理士
社会福祉法人理事(在任中)
スマート介護士 認定経営革新等支援機関
マツオカ会計事務所 代表 松岡 弘巳
地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。