勘定科目の解説「権利」社会福祉法人会計
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説明の内容
管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、 「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、 社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら |
厚生労働省の勘定科目の説明 その他の固定資産 権利
権利
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
法律上又は契約上の権利をいう。
その他の固定資産 権利の簡単な説明をしてみましょう

権利
法律や契約によって、法人が利用できるようになったもの。
無形固定資産の1つで、姿や形は目には見えないが、運営上大切なもの。
勘定科目説明の解説
権利
権利は、言葉から何となく分かりますね。
社会福祉法人さんで、以前は権利と言えば、まずはこちらが固定資産台帳にもよく見られましたね。

(黒電話ではなく)電話加入権です。
昔は結構、高額でしたよね。
電話加入権から想像できるように、権利は、目には見えない無形の資産になります。
目に見えない無形の固定資産を、無形固定資産と言います。
勘定科目の「権利」は、目には見えないけれど、法律上や契約上の権利を有するものです。
社会福祉法人さんで権利として計上されているもので、よくあるものが
は

上下水道の利用権や

借地権などがあります。
他にも
社会福祉法人さんでは、あまり例がないかもしれませんが、権利に含まれるものには

著作者が有する
著作権や

デザインなどの
意匠権

特許権や

商標権などがあります。
簡単な説明をもう一度

権利
法律や契約によって、法人が利用できるようになったもの。
無形固定資産の1つで、姿や形は目には見えないが、運営上大切なもの。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。
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著者情報 この記事を書いた人
松岡 洋史
Matsuoka Hiroshi
公認会計士・税理士 スマート介護士 認定経営革新等支援機関
マツオカ会計事務所 代表
地方公務員として11年、地方公営企業の財務部門を中心に在籍した後、
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
地方公務員としての経験と公認会計士としての知識を活かして、社会福祉法人の法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。
