勘定科目の解説「未収補助金」社会福祉法人会計
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説明の内容
管理職になり、初めて社会福祉法人の会計に接することになったお客様へ、 「自分は会計の初心者だ」と思っておられる方々へ、 社会福祉法人会計で用いる勘定科目のイメージを持ってもらうための簡単な説明になります。始めたきっかけはこちら |
厚生労働省の勘定科目の説明 未収補助金
未収補助金
出典「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項について」
施設整備、設備整備及び事業に係る補助金等の未収額をいう。
未収補助金の簡単な説明をしてみましょう

未収補助金
国や自治体から、事業や建物建設などのためにいただけるお金で、まだ入金されていないお金。税金が財源になるため、申請や報告を正しく行うことで、補助金をいただくことができる。年度末に完了する場合には、役所の出納閉鎖期間の5月頃に入金にされることがよくある。
勘定科目説明の解説 未収補助金
社会福祉法人では、補助事業や施設建設のための補助金など、補助金の交付をうける機会が多くありますね。
借入金の元金償還補助金や利息補助金などもあります。

補助金の収入時期
補助金の収入時期は、一般的に補助対象の事業が完了した後になります(概算払いの制度もあります)。
補助金の完了報告の後に、額の確定通知があって、実際の交付がありますね。
行政機関には出納閉鎖期間(年度終了後〜5月末)があり、出納閉鎖期間中に補助金の交付を受けることも多いため、未収補助金が計上されることになります。
忘れてはいけないのは、補助金は、公金であること、税金などを原資としていることですね。
公のお金を原資として事業を行ったり、施設を建てたりすることになります。事業の適正な執行が求められることが分かります。
簡単な説明をもう一度

未収補助金
国や自治体から、事業や建物建設などのためにいただけるお金で、まだ入金されていないお金。税金が財源になるため、申請や報告を正しく行うことで、補助金をいただくことができる。年度末に完了する場合には、役所の出納閉鎖期間の5月頃に入金にされることがよくある。
科目の正確な内容は、厚生労働省の勘定科目説明でいつでも確認することができます。科目の要点をイメージできるようにしておきましょう。
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この記事を書いた人
松岡 洋史
Matsuoka Hiroshi
公認会計士・税理士 スマート介護士
マツオカ会計事務所 代表
平成14年から社会福祉法人への会計支援業務を行う。会計支援を通じて出会った、社会福祉法人で働く皆さんの人柄に魅かれ、平成18年 社会福祉法人会計専門の会計事務所として開業した。
約20年間、社会福祉法人と一緒になり、法人運営の支援を行ってきたことにより、独特の実務経験を有する。
